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執筆者の写真Masaki Otsuka

頭を固くする勉強、頭を柔らかくする勉強

世の中には


頭を固くする勉強と

頭を柔らかくする勉強


があります。



一昔前に「四角い頭を丸くする」というゲームが流行っていましたが、

あんなイメージだとわかりやすいです。



そもそも

「勉強」の定義は何なのでしょう?



AIに聞いてみました。



勉強:

  • 「物事を習い覚えること」または「努力して困難に立ち向かうこと」を指します。

  • 一般的には、与えられた課題をこなすために行う活動です。受動的で、気が進まないことをやる場合もあります。



なるほど、

学校での「国算理社」のような

小学校の頃から半ば強制的に始めさせらるような物のことを「勉強」と言うらしいです。



ここでのキーワードは「受動的」。




今度は勉強と似たような言葉に「学習」があります。


この言葉の定義もAIに聞いてみました。



学習:

「学び習うこと」を意味します。

真似をして慣れることで、知識や技術を身に着けます。学習は、受動的でなく、自分のペースで進めることができます。



ほうほう、

「勉強」とはまた違ったニュアンスになりそうです。



っと、

ここで勉強と学習の違いについてAIに聞いていたら、

新たな言葉をもう一つ提案されました。




それが「学び」




学び:

・「能動的に教えを受けること」を指します。

・手本や周りがやっていることをまねて、積極的に技術や知識を習得することが学びです。

・子どもにとっては、学校だけでなく家庭も学びの場となります。留学先で多くのことを学ぶ場合も、学びの一例です。




面白い!



今まで同じような感じで使っていたちょっとした単語でも、

いざ調べてみると

これほど違った意味だったとは・・・



さて、

冒頭の話に戻りましょう。



今のこの

「勉強」「学習」「学び」の定義を踏まえた上で、

僕がここで伝えたいことがあります。





いわゆる「勉強」だけすれば良いと思ってませんか?





小学校から始まり、

中学校、高校、(人によっては)大学までの

受動的な「勉強」だけ熱心に取り組んできた。




成績もよかったし、

部活動やボランティアにも励んできたことで


就活では大企業から内定をもらって将来安定!




基本的に言われたこと(仕事)だけやって

あとは人間関係波風立たせないようにしておけば

毎月決まった給料入ってくるし、


もう最高だぜ!





みたいな人生になってないか?

ってことです。



あくまでも僕の想像です(笑)



でも、

ここで伝えたいことは、

全て「受動的」な人生になっていること。




与えられた枠の中で勝手に競争に巻き込まれ、

そこでしか結果を出すことができず、


(結果を出せなかったら勝手にダメ人間扱いされる)



その枠の外に対しては見て見ぬふりをし、


「自分には関係ないからそれでいい」


っていう風になっていること。





おそらくそういう考え方だと

能動的な「学び」をあまりしないと思います。





能動的に

自分から興味を持ったことに対して追求していったり、


やったことないことに興味を持ってチャレンジしてみたり、


自分が知らないことに対して、知らないことを認めてすぐに調べてみたり。




そうしてると、

如何に自分が物事を、世界を知らないかがわかってくるんですよね。



人間誰しも赤ちゃんだった時があります。


覚えていますか?(笑)



お母さんのお腹の中から生まれてきた

まだ世の中のことを何も知らない、何もわからない赤ちゃんにとって、


この世界は物凄く広い遊び場だと思うんです。





やること成すことすべてが初めての体験。



あれこそが「学び」であり、

あれこそが頭を柔らかくする勉強でもあると思います。




もちろん

親は子供が危険のないように常に見てなきゃいけませんが、

極力体験させてあげるのが親の務め。




そこから学んでいくのが子供の務めだと思っています。




でも、

今の教育ってそういう風になってないですよね。



「こういう時はこうしなさい。」



「あなたはこうしなきゃダメです。」



「危険だからやらないでください。」





せっかく丸かった子供たちの頭を

自由に動かないように角を付け足して、付け足して、付け足して、、、


大人が管理しやすいように、

勝手に転がっていかないように、


頭を真四角にしているのが

今の「教育」になっている気がします。



学校の先生だけに限りません。



親もそうですし、

新入社員を教育する会社の上司や

定期的に会う親戚の人など。



みんな

自分が支配しコントロールしやすいように


「勉強」という名の「洗脳」をしているように思えてきます。




そりゃあ

頭固くなるよね。





で、

何でこんな話をしているかというと、


当然僕が普段やっているヨガにも関係あるからです。




頭が固い人って、

基本的に身体も硬いです。




逆に頭が柔らかい人って

身体の使い方が上手な人が多いです。つまり柔らかいです。





「いやいや、さすがに頭の固さと身体の硬さは関係ないでしょ」



って思いますよね。




いやいや、

めちゃくちゃ関係あるんです。





これは僕の感覚的な部分でもあるんですが、

9割くらいは相関関係があると思っています。



そもそも筋肉に指令を送っているのは「脳」ですので、

その脳からの指令を上手くコントロールするためには

頭が柔らかくないと難しいです。



身体の筋肉は物凄く繊細で、沢山あります。



その筋肉達が人間の様々な動きに対応してくれていますが、

日々決まった動きしかしていなければ

使わない筋肉に対する指令も徐々に送りにくくなります。



そうなると

筋肉は使えなくなるか、硬くなるか。




脳の神経は

常に刺激があることで、

その神経回路は維持されたり、強化したり、

また、新しい神経回線ができたりします。




つまり、

日々同じようなことしか行わず、


同じような動きだけして、刺激のない同じような毎日を過ごしていたら


そりゃあ頭も固く、身体も硬くなりますよね。




それが全て誰かが考えた枠の中で生きていたり、

与えられたことだけやる「受動的」だったら


尚更、自分で考える必要がないですから頭が固くなる一方です。




逆に

僕の知り合いでも

80代後半になっても日々運動をしたり、毎日人と関わったりしてる人は

本当に生き生きとしています。


頭も身体も柔らかいです。




20代の僕の話なんかも

押しつけがましい説教なんかすることなく、普通に聞いてくれてます。


普通に話もできます。



一番最初に言った

「頭を柔らかくする勉強」っていうのは


いわゆる

「日々の生活の中で、能動的に学ぶこと」


だと思っています。





「A=B」のように

誰かによって決められたものではなく、



「これってこういうことなんじゃないか?」



「これについてもっと知るためにはこういう情報がさらに必要なんじゃないか?」




といった基本的な考え方を持ち、


好きな物に没頭するのと同じように、

日常全てにおいて興味関心を持ち続けること。




それが

身体の柔らかさにも繋がり、

自分の健康にも繋がり、

日常全てに繋がることだと僕は思っています。



僕にとって

ヨガは日常をより良く生きていくための「ツール」です。


マットの上で身体を動かすだけがヨガではなく、

あくまでも主体は日常です。




今回の表現を使うと、

四角くなった頭の角をそぎ落として、

自分なりの「丸い頭」に戻していくのがヨガだと思っています。





四角だったら

誰かに転がしてもらわないと動かないけど、


丸だったら

常に自分の中心を保ちつつ、

行きたい方にフットワーク軽く移動できますからね。








最後まで読んでいただきありがとうございました。


またお会いしましょう👋

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